2001/04/28 1st issue
ServersetのインターリーブはVIAのbankインターリーブと違って、インターリーブ本来の姿である
複数メモリモジュールへの並列アクセスをしています。
つまり2wayインターリーブならメモリへのデータバスだけで144本あるのです。
4wayインターリーブならメモリへのデータバスだけで更に144本多くなり、計288本必要です。
データバスのピンとアドレスバスのピンだけで最低320本も必要となると、ICのパッケージングには
とても不都合です。 搭載するマザーのパターン設計にも無理が生じます。
(ServersetIIIのNorth Bridge 2.0HE(NB6536)は2way分のピンアウトでも644pinパッケージ)
だからServersetIIIのNorth Bridge 2.0HE(NB6536)ではチップ自体のメモリバスには2wayの為の
データバス144bits分とアドレスバス32bits分だけピンアウトされています。
4way構成にしたければMADPを付けて、もう144bits分のデータバスと32bits分のアドレスバスを追加
できるようになっているわけです。
さて、それでは4wayでないServersetIII WSに何故MADPが搭載されているのでしょうか。
その答えは、「AGPデバイスのメモリアクセスルートを確保するため」と思われます。
ServersetIIIは元々AGPのサポートなどおまけ程度にしか考慮されていません。
サーバにとっては、
PCIバスのルールを守らずに特権で優先的にメモリ帯域を好き勝手に使いまくるAGPデバイスなど邪魔
だからです。
しかし時代はAGP主流となり、遂にPCI互換モードを持たないAGPチップまで出てくるようになりました。
いくらリモート管理するサーバといえども、最初のセットアップではサーバ単体でも文字くらいは出て
くれないと困ります。
また、Serverworksの大口顧客にはワークステーションを売りたいメーカも沢山居ます。
こうなると「AGPに見向きもしない」という訳にもいきません。
そこで、「AGPデバイスによる主メモリへの特権アクセス」は出来ないように、PCIバス接続として
PCIバスのルールに従わせる形(North Bridgeによるバス調停に従わせる)にしてメモリ帯域の優先利用は
回避したうえで、AGPデバイスによる主メモリへのアクセスはDistributed
DMA(CreativeがSoundBlaster
AWE PCIで苦肉の策として考案したPCIデバイスによるDMA)等価の制御をMADPで代用しているのだと
思われます。
HE-SLではWSの仕組みに少し変更が加えられていると思われます。